ミルクや母乳で育ってきた赤ちゃんが、一歩大きく成長する初めて体験の一つが離乳食です。
そして、赤ちゃんにはじめての食事を与えることに、ちょっと緊張してしまうかもしれません。
私は「何を食べさせたら良いのかな?」「ちゃんと食べてくれるかな?」「どう食べさせたら良いのかな?」と、離乳食教室に通ったり、『離乳食特集』と書かれた育児雑誌をあれこれ読んだり育児サイトをいくつも見て回りました。
でも、結局『楽しく食事すること』がいちばん大切なのだという結論にたどり着きました。
目次
離乳食っていつから始めるの?
育児書などでは5ヶ月頃から、と書かれていますが、厳密に5ヶ月から始めなければならないわけではありません。
我が家の上の子は、5ヶ月で初めたのですが食いつきが悪かったので、一時お休みして6ヶ月から再開するとパクパクと食べてくれるようになりました。
その感覚で下の子にも5ヶ月で離乳食を始めると、予想に反してガツガツ食べてくれました。
同じ親から生まれた子でもこんなに違うのですから、みんな違うのです。
目安としては、一緒に食卓に座らせると、じーっと食べる様子を興味深そうに見つめていたり、口をモグモグさせたり、よだれがダラーっと出始めると、そろそろ離乳食の時期です。
本当に、ものすごく、ガン見されました。
初期の離乳食ってどんな物がいいの?
ミルクや母乳が主食の赤ちゃんが、いきなりご飯粒などの固形物を噛めるはずがありません。
離乳食の初期は赤ちゃんが「ミルクや母乳以外にも美味しいものがあるんだ!」ということを発見する時期です。
飲み込みやすい、トロトロのポタージュ状にします。(誤嚥防止のためにも、ポタージュ状にすることはおすすめです。)
味は付いているかいないかの薄味で大丈夫です。
素材の味を活かした調理は、塩分のとりすぎを防止するためでもありますが、実は赤ちゃんの味覚はとても敏感なのです。
なので、薄味でも十分に味を感じることができますし、大人向けの味付けでは、味が濃すぎるため、味覚の発達を妨げてしまいます。
また、熱すぎるのはもちろんですが、冷たすぎるものもNGです。
ミルクや母乳同様、人肌くらいの温度がちょうど食べやすい温度です。
離乳食初期の簡単レシピ
離乳食の初期といえば、おかゆが主食ですが、それ以外の主食にパン粥はいかがでしょうか。
水ではなく、粉ミルクを使えばよく食べてくれます。
ミルクパン粥
材料(4~5回分)
食パン(耳を切り取ったもの) 1枚
粉ミルク 100 ml
作り方
食パンを細かく切る
ミルクと1のパンをトロトロになるまで煮れば完成
主食ができたら、次は主菜です。
かぼちゃやは甘くて赤ちゃんがよく食べてくれる食材の一つです。
かぼちゃのペースト
材料
かぼちゃ 1/8個
お湯、またはミルク 適宜
作り方
種とわたを取り除く
一口大に切る
耐熱容器に2を入れ、水を50mlほど入れる
ラップをして500wのレンジで5分加熱
爪楊枝や串などがスッと刺さればOK(硬ければ追加で加熱)
皮を取り除く(熱いので注意)
お湯やミルクでのばしながらブレンダーでトロトロになるまで潰して完成(ブレンダーがない場合はすり鉢ですりつぶす)
かぼちゃを柔らかくするのに、お湯で茹でる方法もありますが、茹で汁の中にかぼちゃの栄養素が溶け出してしまいますので、今回はレンジで柔らかくする方法を紹介しました。
同じく、さつまいもや人参も赤ちゃんが好んで食べてくれます。
かぼちゃと同じ要領でペーストにできますので、こちらもおすすめです。
また、玉ねぎのペーストは離乳食だけでなく、カレーの隠し味などにも使えます。
作った離乳食は製氷皿などに1回分ずつ小分けにして冷凍して作り置きすれば、楽です。
これらの食材をそのまま食べさせてもいいですし、混ぜても良いのですが、もう少し進むと材料にして蒸しパンなどに混ぜて使うこともできます。
離乳食は赤ちゃんが食事の楽しさを覚える第一歩です。
肩の力を抜いて、パパやママが一緒に楽しむことが大切です。
簡単レシピで、楽しい食事タイムを過ごして下さい。