子供が「少しでも早く走りたい!」と頑張って練習しますが、中々うまくいきません。
「速くする方法はないの?」と、あなたに聞いてきました。
そんな時に、ちょっとしたことで効果が出る、簡単な裏ワザ練習法をお教えしましょう。
目次
準備するもの
・ゴルフボール 2個
以上です。
これを両手に握りしめ、ゴールに向かって全力で走るだけです。
なぜこれだけで足が早くなるの?
「え?それだけ?」と思われる方は手を挙げて下さい。
かく言う私も、理由を知る前はそう思いました。(そっと手を挙げる)
なぜゴルフボールを両手に握っただけで、早く走れるようになるのでしょうか。
ご説明しましょう。
まず走るときには
踏み込む時に、下向きの力が
蹴り出す時に、上向きの力が
繰り返し発生します。
この上下の力が大きいほど早く走れるのです。
簡単に言えば、踏み込むときの力と、蹴り上げるときの力が強くなればなるほど早く走れるのです。
ゴルフボールのように、ある程度の重さを持ったものを握って腕を振ることによって
遠心力が発生し、腕が大きく、縦方向にまっすぐ振れるようになります。
すると上下方向の力が大きくなるので、足が早くなる、というメカニズムです。
そして、世界トップのアスリートの綺麗なフォームを思い出してください。
力強く地を蹴り、足を振り上げ、また蹴る、と同時に、大きく真っ直ぐ体の真横で、縦向きに腕を振っています。
足の遅い人は、腕が横向きにブレている事が多いのです。
腕の振りが横方向にブレると、体の中心線が横方向にブレます。
すると、上下にかからなければならない力が、弱くなってしまい、走るスピードが落ちてしまうのです。
なぜゴルフボール?
ゴルフボールは子供の手で握れる丁度良い大きさです。
また、注意力が手に集まり、全身の緊張を和らげる効果があるそうです。
走る前に軽くジャンプしてリラックスする陸上選手もよく見ます。
体の余分な力を抜くことは、とても大事なことなのですね。
目指せ!自己新記録!
以上の理由から、ゴルフボールを握って走る練習を繰り返すことによって、意識せずに綺麗なフォームへと矯正することができます。
そして、ゴルフボールを握らなくても良くなった頃には、足の筋力も付いてきているので足が早くなるのです。
この、簡単でお手軽な練習方法で、自己ベスト記録更新を目指し、いつかは運動会のスター選手になれる…かもしれませんんね。