4月は新学期、新生活のはじまりの季節♪
入園や入学のお祝いを贈る方も多いと思います。
お祝いのお金を包む際はのし袋を使いますが、
正しい包み方はご存知でしょうか?
のし袋の包み方ってよく分からない…。
という方、一緒におさらいしていきましょう♪
目次
のし袋ってどんなもの?
まずはのし袋の名称から確認です!
「のし」とは本来「のしあわび」の略だそうです。
昔は薄く伸ばしたアワビを縁起物として贈り物に添えていたそうなんです。
普段「のし」というと、主にのし紙やのし袋の事をさしますが、本来「のし(熨斗)」とは「のしあわび」のことだったんですね!
のし袋の選び方
入学祝いののし袋を購入する際に、気を付けなければいけないのは「水引の結び目」です。
これを間違えると意味が逆になってしまい、相手に対し失礼にあたりますので間違えないようにしましょう。
結び目には「蝶結び」と「結びきり」の2種類があります。
「結びきり」は一度結んだら簡単にはほどけませんので、結婚やお悔やみごとなどの一度きりであってほしいことの場合に使います。
一方、「蝶結び」ほどいて何度でも結ぶことができます。何度でもくり返してよい一般的な祝い事に使います。
ですので、入学祝いには「蝶結び」を選択しましょう。
また、包む金額によってのし袋のグレードを変えます。
一万円以下なら結び目が印刷されているシンプルなもの、二~三万円くらいなら紅白の水引が付いたものにすると良いでしょう。
のし袋の包み方
水引きのある「のし袋」では、包み方の決まりがあります。
入学祝いなどのお祝いのときは、上向きが外側になるように祝い重ねにします。おめでたい上向きの気持ちを現しています。
逆に葬儀や法事など、弔事の場合は下向きが外側になるように重ねます。
表書きの書き方
『上の段』
「入学祝い」「御入学祝」「祝御入学」などが一般的です。
また、最近では「御入学おめでとう」と書くことで親しみのある表書きをする方も多いようです。
書く場合には少し小さめの字で2行に分けるのがオススメです。
『下の段』
下段には表書きよりも少し小さな字で、贈る方の名前を書きます。
夫婦の場合は、世帯主の名前を書くのが一般的ですが、連名にする場合は夫の氏名をフルネームで、左に妻の名前のみを書きます。
地域差もあるようですが表書きは基本的には筆ペンや毛筆で書きます。
字の色は、お祝いなので濃い黒を使います。
中袋の書き方
「のし袋」の中に入れる中袋にも同じく記入が必要です。
こちらはサインペンでも大丈夫です。
中袋がセットになっていない場合は白無地の封筒でも代用できます。
見本のように、金額は初めに「金」、終わりに「也」をつけることで丁寧な表記になります。
金額の数字は「壱」、「弐」、「参」などと旧漢字で書くのが一般的ですが、最近では「一」、「二」、「三」と簡単な漢字で書く人も増えています。
また四と九は縁起が悪く、六はキリが良くないという理由で使わない方が無難でしょう。
裏面には送り主の住所、名前を記入します。
お札の向き
お祝いごとなので上にお札の顔がくるようにして入れます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
包み方や書き方などすべてを覚えるのは大変ですが、調べてみるとひとつひとつ深い意味が込められていて日本らしさがでているなと感じました。
入学祝いなどを渡す際の参考になれば幸いです♪