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実は怖い!?ひな祭りの歌の意味と由来

ひな祭り

ひな祭りの歌は、イベントを盛り上げる陽気な……

と言うにはどこかちょっと悲しい感じがしませんか?

そう、ひな祭りの歌こと「うれしいひなまつり」(作詞:サトウハチロー)の歌詞にはこんな事情がありました……。

前半で歌詞の紹介、そして後半で解説をしてゆきますので鋭い人は推理しながらまずは歌詞をご覧ください。

 

目次

ひな祭りの歌詞をおさらい

歌詞付きの動画がyoutubeにありましたので、ご確認ください。


別に、怖いところはなかったよ? という方。

「あっ……」と察した方。

どちらも次で答え合わせです。

 

歌詞の意味

昭和初期の歌なので古文というほど難しくもないと思います。

よくある間違い探しとしては「お内裏(だいり)様」といったら

宮中のことなのでそれだけで2人セット、とか

「右大臣じゃなくて左大臣が赤いお顔」などだと思います。

 

サトウハチローのお姉さんがお嫁入り直前の18歳で亡くなっていることから、

そのお姉さんをしのんだ歌だと解釈することもありますね。

 

ただ、サトウハチローは晩年まで

自分の歌の中でこれが一番嫌いだったそうです。

数々の間違いを含んだ歌を、引き取ったばかりの

義理の娘たちにひな人形と一緒にプレゼント。

とても優しい人なのではと思いますが

プロとして間違いが間違いのまま取り消せずに

残ってしまうのは悔しかったのでしょうね。

 

問題は4番です。

「わたし」とは誰でしょうか?

もともとひな人形とは形代(かたしろ)、

災厄や悪運などをのせた人形(古くは実際に生きた人間だったという説も)を

川に流した大昔の宮中行事に起源を持つため

4番の「わたし」はひな人形が

自分のことを歌っているとも考えられるのです。

着物をきかえて(=着替えて)帯しめて、

これから儀式のために流されてしまう「わたし」……

そう考えるとちょっと怖いですね。

それでも「うれしいひな祭り」なのは、

名誉ある形代に選ばれたからなのか、

それともみんなの災厄を流すことができるからなのか。

せめて後者だと思いたいですね。

 

まとめ

いかがでしたか?

実は怖かったひなまつりの歌ですが、

まあ子供にショッキングな事実を教えるよりは

お祝いごとのムードを大切にしてあげるのが

大人の対応かと思います。

 

ちなみに、メロディーがどことなくかなしげ、

というのは単純に「時代だから」です。

古い日本の歌は音階の事情でどうしても

暗い感じになってしまうのです。

(7つあるドレミのうち2つが不在という独特のルールによります)

 

いくつか間違いはあるものの、もとは

引き取った娘さんたちへのプレゼントの歌。

32歳の若いパパ、とても粋な計らいをしたんだなぁと私は思います。

 

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