豆苗(とうみょう)とはエンドウ豆の若菜(新芽)です。
野菜コーナーでは100円未満でよく売られています。
今回は安くて栄養豊富な豆苗の魅力をご紹介します。
目次
豆苗ってどんな野菜?
写真のように立てて野菜コーナーで売られています。
袋を開けると根が張っており、豆から発芽し、伸びている状態になっています。
栄養素は葉酸・食物繊維・βカロチン・ビタミンCの他、たんぱく質やビタミンKなどが豊富に含まれます。
未開封の冷蔵保存で一週間くらい持ちます。
保存の際は売られている状態と同じように出来るだけ立てて保存しましょう。
横にすると日持ちが悪くなります。
開封後、特にカット後は傷みやすいのでなるべく早く食べましょう。
食べられる部分のみ冷凍保存も可能ですが、解凍時に水分が出ますので煮たり炒めたりして使いましょう。
どうして二度おいしい?
豆苗は一度食べた後に再収穫が可能な食品なのです。
つまり、一度買うと2回食べられるというわけです。
【再収穫の方法】
・深みのある容器に豆苗の根の部分を入れ、豆が浸らない程度の水を入れます。
・水は一日一回、夏場は二回交換します。
・日の当たる室内に置くだけで、10日~2週間程で再び食べられるくらいに芽が伸びます。
再栽培は非常に簡単です。
脇芽や豆が持つ養分が無くなること、雑菌が繁殖するといったことが起こるので、再々栽培はうまくいかないことが多いようです。
写真は再栽培時の発芽のものです。
カットした状態からしっかり伸びています。長さに差はありますが、二週間もすると買った時と同じくらいまで伸び揃います。
毎日伸びる様子を見ているのはちょっとした楽しみになります。
また、再栽培することによって食費の節約にも役立ちますよ。
豆苗の美味しい食べ方
エンドウ豆といっても豆の部分は食べられません。葉と茎の部分が食べられますので、再栽培のことも考え、3センチくらい残して切って使います。
包丁でもよいですが、キッチンはさみが切りやすいです。
食べやすい長さに切り、水洗いして食べましょう。
味はエンドウ豆から伸びていることもあり、少し豆の味が強いですがクセはありません。
カイワレのような細さですが、カイワレのような辛みはありません。
お子様でも好き嫌いなく食べられますが、豆にアレルギーがある場合は気をつけた方がよいでしょう。
ここからは豆苗を使ったレシピを紹介していきます。
・炒め物
最もレパートリーが広がる調理法です。
クセがないのでどの具材と合わせても美味しく頂けます。
そのまま炒めてもよいのですが、お湯にさっとくぐらせてから炒めると食感がよいですよ。
豚こま肉・スライサーで薄くスライスした大根をごま油で炒め、鶏ガラスープ少々・塩こしょう・オイスターソースで味付けし、最後に豆苗を加えるとシャキシャキ食感が美味しい炒め物が出来ます。
また、油揚げ・玉ねぎ・卵などと一緒に炒めても美味しく頂けます。
豆の風味がするので、豆苗だけで炒めても美味しいですよ。にんにくしょう油やバターしょう油で炒めたらご飯が進む一品になることでしょう。
・スープ
鶏ガラスープ・卵・豆苗だけで簡単に一品出来上がります。
人参・玉ねぎ・ベーコンなどと一緒に煮て野菜スープにすると彩りの効果もあるのでおすすめです。
・もやしと合わせて
鶏ガラスープの素・塩・ごま油・ポン酢・レンジで加熱またはさっと茹でたもやしと合わせて簡単ナムルの出来上がりです。合わせる前に豆苗もさっと湯通ししておきましょう。
もやしも豆苗もシャキシャキの食感がたまりません。
この組み合わせでおひたしにしてもよいでしょう。あと一品欲しい時の味方です。
何よりも節約食材同士の組み合わせが嬉しいですね。
まとめ
いかがでしたか?
今まで豆苗を知らなかった人も、気になってはいたけど購入していなかった人も、豆苗の魅力に気づけたでしょうか?
安くて栄養があって美味しい豆苗、是非一度試してみてください。