鶏むね肉は安くてお財布に優しい主婦の味方の食材ですが、食感がパサついて何だか美味しくない・好きじゃない…という方もいらっしゃると思います。
今回はそんな鶏むね肉をジューシーに美味しく食べるテクニックを紹介していきます。
目次
鶏むね肉の特徴
まず鶏むね肉はどういった特徴があるか見ていきたいと思います。
鶏むね肉は脂肪が少なく、締まった肉で、たんぱく質が豊富です。
脂肪が少ないため、味は淡白であっさりしています。見た目は白っぽいですね。
栄養成分としてはビタミンB6、ビタミンK、ナイアシン、パントテン酸が多いようです。
皮がなければささみのように高たんぱく・低脂肪でダイエットにも適しています。
また、うまみ成分のイノシン酸が豊富に含まれます。
鶏胸肉はどうしてパサつくの?
ではなぜ調理法によって食感がパサついたり硬くなったりするのでしょうか?
鶏むね肉は鶏もも肉に比べて脂肪が少ない分、水分がとても多いのです。
それにも関わらず筋肉の膜が薄く、水分が逃げやすいのです。
加熱によって水分が抜けてしまう…そのために食感がパサついてしまうのです!
鶏胸肉をやわらか・ジューシに!美味しく食べる方法は?
ではどうしたらパサつかずに美味しく食べることが出来るのでしょうか?
いくつかの方法を紹介していきます。
① マヨネーズを使う
調理時の下ごしらえにマヨネーズを揉みこんで10分程置いてから調理すると、簡単にしっとり美味しい鶏むね肉料理が出来ちゃいます!
透明な袋またはジップロックに入れて行いましょう。
マヨネーズがしみ込みやすいので、から揚げなど一口大に切って使う料理がおススメです。
切るのが面倒くさい…という人は肉を叩いてから揉みこみましょう。マヨネーズのしみ加減が違います。
調理するとマヨネーズの匂いは気にならなくなるので、多めに使っても大丈夫ですよ。
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② 塩こうじを使う
塩こうじはかなり優秀な調味料なのですが、ここでも恐るべき効果を発揮します。
しっとりした食感になり、自然な甘みも出ます。
やり方はマヨネーズ同様、透明な袋またはジップロックに肉を入れて、塩こうじを入れて空気を抜いて放置します。揉みこまなくてもOKです。
1時間~半日ほど冷蔵庫に置きましょう。
調理は軽く水でこうじを流してからの方がよいと思います。
プリっと美味しい鶏むね肉の完成です!
どんな調理法でも美味しくいただけますよ。
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③ 塩・砂糖・水を使う
コスパがかからず簡単なのでこの中で最もおススメの方法です。
肉100gにつき、塩・砂糖・水=1:1:10の割合で入れていきます。
大体鶏むね肉一枚につき、3g:3g:30ccくらいでしょうか。
これをジップロックに入れて揉みこみ、空気を抜いて放置します。
透明の袋でもよいのですが破れたりすると危険なので、袋を二重にするなどして、取り扱いには注意してください。
1時間~半日または一晩置きましょう。長く置くほど味がしみ込み、柔らかくジューシーになります。
一度ベーシックな方法でやってみて、それ以降はお好みで塩を増やす、砂糖を増やすなどしてもいいと思います。
この方法でおススメしたい料理は鶏ハムです。
売っているサラダチキンのような味わいに仕上がります。コスパ最強です。
それから炊飯器に鶏むね肉を丸ごと入れて炊いちゃうのもおススメです。
肉が切りやすくなるので簡単にケチャップライスが出来ますよ。
なお、調理する際は軽く水で流してから行ってください。
まとめ
冷凍保存前に上記のいずれの方法でもよいので行っておくと解凍後に美味しくいただけます。
一度やってみるともう下処理なしでは鶏むね肉を食べられなくなるかも…!
鶏むね肉が苦手なお子さんもバクバク食べるようになったという嬉しい声も聞こえております。
鶏むね肉の可能性がぐんと広がる下処理、是非一度試してみてください!