春は山菜のシーズンです。
今回は数ある山菜の中でもよく知られており、
山菜を取りに行くと必ずと言っていいほど
採ることができる、『わらび』について
まとめていきます
目次
わらびとは
わらびは山菜の一種です。
春~初夏にかけて見られる緑色の山菜で、画像のような状態のものを採ります。
山の中でも日当たりのよいところで、まとまって育っているのを見かけることができます。
15~20cm程度の長さに切って採ります。
アクが強く、中毒の危険があるので生で食べることはできません。
必ず食べる前にアク抜きを行います。
わらびのアク抜き方法
木灰を使うと失敗しにくいようですが、手に入りにくいのが難点です。
他にわらびのアク抜きで最もよく知られている方法は重曹を使うことです。
今は様々な種類の重曹が売られていますが、食用の重曹を使ってください。
スーパーの食品コーナーで売っています。
重曹を使ったアク抜きの方法を紹介していきます。
用意するもの
・わらび…500g程度
・水…1Lくらい(わらびの倍の量)
・重曹…小さじ1杯程度(入れすぎるとべちょべちょになりますので気をつけましょう)
・わらびが入るくらいの鍋・バット
やり方
① 葉っぱが開いた先と根本はカットしておく
② 水洗いして汚れを取る
③ 水を鍋に入れて沸騰させた後、重曹を入れて粗熱を取る
④ 水洗いしたわらびを入れ、そのまま6~8時間(一晩)置く
⑤ 流水で水洗いする
※鍋にわらびが漬かるように入れてもいいですし、バットに並べて入れておいて重曹入りのお湯をかけてもかまいません
※熱湯を使うとわらびが溶けるのでお湯の温度は下げてから使いましょう
※水洗いは重要ですのでよく洗ってください
アク抜き後に食べてみて苦みやえぐみがある場合はアク抜きがうまくいかなかったことが考えられますので、追加で水にさらしてみてください。
再度重曹を使ってアク抜きするとべちゃっとしてしまうので避けてください。
アクを抜いた後のわらびは再度茹でる必要はありませんので、そのまま料理に使います。
なお、上手にアクが抜けたわらびは切った際にヌメリ(粘り)があり、食感もジャクっとしています。
苦みや山菜独特のえぐみも少ないので美味しくいただけます。参考にしてみてください。
わらびを使った簡単レシピ
ここからはわらびを使ったレシピをいくつか紹介していきます。
まずは定番ともいえる“おひたし”です。
作り方
① アクを抜いたわらびを3~5cmくらいの大きさに切る
② しょう油・めんつゆをかける
お好みですりおろしたしょうが(チューブで可)やかつお節をトッピングしてもよいです。
わらびの独特の食感がくせになりますよ。
次におすすめしたいのは“漬物”です。
漬物と言っても簡単にできます。
作り方
① アクを抜いたわらびをビニール袋などに入れる
② めんつゆを入れて一晩おく(ストレートはそのまま使い、濃縮タイプは薄めて使います)
③ 食べやすい大きさに切っていただく
これだけです。簡単ですがこちらもわらびの食感がくせになる一品です。
それから山菜と言えば炊き込みごはんです。
作り方
① 米2合研いで水加減を合わせる
② わらび適量を小口切りにする
③ 油揚げ(お湯で油抜きする)を細切りする
④ しょう油大さじ2・酒大さじ1・みりん大さじ1・だしの素小さじ1・塩少々入れて炊く
※お好みで姫たけのこを輪切りにして入れても美味しいです
※時間があったら米は研いでから30分~1時間水につけて置き、一度ざるに上げて水を切ってから釜に入れるとご飯がよりふっくら仕上がります
いかがでしょうか。
春の味覚の代表である山菜、その中でも採りやすいわらびはアク抜きさえできれば簡単に食べられるものです。
是非チャレンジしてみてくださいね。
参照URL
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ワラビ
漬物の丸昌 https://www.marsho.jp/column/warabi_akunuki.h